「将棋のルールは分かるけど、やってみようとするとどう考えればいいのか分からない」 そんな風に感じたことはありませんか?

将棋界は近年、「藤井フィーバー」をきっかけに大きな注目を集めるようになりました。「観る将」という言葉もすっかり定着し、ファン層の広がりを感じます。

でも一方で、イチ将棋指しとしての私は、将棋を指すことの面白さは、ちゃんと伝わっているだろうか? という疑問があります。

将棋は指すとより面白い

将棋のルールは知っているけど、「敷居が高い」「覚えることが多そう」と思っている人が多いのではないかと思います。

実際には、老若男女問わずできて、現在ではスマホでちょうどいいレベルの相手と、いつでもどこでも楽しめる気軽な遊びです。

加えてアマチュアの将棋は、有段者レベルでも、暗記より圧倒的にアドリブ力が大事であり、将棋を楽しむだけならば膨大な暗記をする必要は全くないというのが私の持論です。

将棋は、400年以上ルールが変わらず、多くの人を魅了し続けているゲームです。現代のように娯楽があふれる時代でも、夢中になる人が後を絶たない。それだけ面白く、奥が深い、稀有なゲームだと思っています。

でもそのゲームとしての魅力が、指すことの面白さが、限られた人にしか届いていないとしたら、それはとてももったいないことです。

将棋の「中間層」に届く本が少ない現状

将棋を始めたい人向けに、ルールを教えてくれるコンテンツは充実しています。また、ガチ勢向けの序盤研究の本や詰将棋の本も豊富です。

でも、「ルールは分かる。でも勝てない。何を考えればいいの?」といった、初心者と、バリバリ指している将棋ファンの間を埋めるようなコンテンツは少ないのが現状です。

将棋の世界の入口に立っている人に、そこから一歩、実際に「指して楽しむ」世界へ踏み出してもらう——そんな後押しができる本がもっとあったらいいのにと思っていました。

それなら、いっそ自分で書いてみるかと思い、『脱初心者!将棋の考え方』をKindle電子書籍で執筆しました。Kindle Unlimited会員の方は無料でお読みいただけます。

即効性のある「上達の喜び」を

将棋はゲームである以上、勝たないと、強くならないと、なかなか面白いとは思えないゲームでもあります。

だからこの本では、難しい読みや定跡の話はあえてせずに、「とにかく即効性のある考え方」を詰め込みました。

「読むだけで1級分上達する」をキャッチコピーにしていますが、これは誇張ではなく、将棋の「考え方」を教わったことがない方でしたら、十二分にありうることです。それだけ、意識するだけで強くなれるのに伝わっていないという部分は大きいと思っています。

また、将棋本によくある長い棋譜の羅列も極力避けて、細かく図面を入れて、初心者の方にもなるべく読みやすくしています。

この本をきっかけに、「将棋って、指してみると面白いかも」「前より勝てるようになってきた」と感じてくれる人が一人でもいたら、最高です。

将棋でなかなか勝てるようにならないという方、少し将棋が気になってきたという方はお手に取って頂けますと幸いです。将棋ウォーズや将棋クエストで4級くらいの方までにはお役に立てるかと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。