STEP 2:終盤ほど「一手の価値」が上がる

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将棋では、序盤から終盤にかけて、一手の重要度がまったく変わってきます。

局面が進むほど持ち駒や成り駒が増え、終盤は威力の高い攻め手を連続で繰り出せるようになります。理想的な終盤とは、自分だけが強力な攻めを続け、相手は守ることしかできない状態です。

裏を返すと、終盤での「駒が取られないように逃げるだけの手」や「序盤に指すような守りの手」は価値が低いと言えます。そのような手を1手使ってしまうことで攻めが中断し、相手に態勢を整える時間を与えてしまうからです。

終盤の一手を攻めに使えたかどうかで勝敗が決まることは、本当に多いです。

だからこそ、序盤・中盤のうちに好形を作り、終盤に入る前に悪形を修正しておく必要があるのです。

序盤・中盤で「終盤を準備する」意識を

終盤で攻め続けるためには、前の段階でその土台を作っておくことが必要です。具体的には次のことを意識してみましょう。

  • 悪い形を残さない:孤立した駒や動けない駒は、終盤に邪魔になることがある
  • 攻め駒を前に進めておく:終盤に威力を発揮できる位置に駒を整えておく
  • 一手の使い道を考える:「守り一辺倒の手」を指すたびに、終盤の攻め手が一手減る、という意識を持つ

序盤・中盤の一手一手が、終盤の「攻め手の貯金」になっていきます。この意識が身につくと、自然と好形を目指す指し方に変わっていきます。